「いつものマイクラに飽きてきた…」
「友達とMODを入れてマルチプレイがしたい!」
そんな風に思ったことはありませんか?
実は、自宅のパソコン(Windows)を使えば、誰でも簡単に自分だけのマインクラフトサーバーを立ち上げることができます。
今回は、代表的なMODローダーであるForgeとFabric、両方のサーバー構築方法を解説します。遊びたいMODがどちらに対応しているか確認して、挑戦してみましょう!
準備するもの
- パソコン
サーバーを動かすためのパソコンが必要です。ゲームをプレイしながら同じパソコンでサーバーを動かす場合、ある程度のスペックが求められます。
メモリ8GB以上、SSDを搭載していれば問題なく動作します。 - Java
マインクラフトのサーバーはJavaというプログラムで動いています。お使いのPCにJavaがインストールされていない場合は、先にインストールしておきましょう。
Java環境の構築方法は以下の記事で紹介しています。
準備が整ったら、いよいよサーバーの設営開始です!
ここではMODサーバーを立ち上げます。バニラサーバーを立ち上げたい場合は以下の記事を読んでくださいね!
はじめに
はじめに、ForgeとFabricの違いを簡単に説明します。
ローダー | 概要 | おすすめの人 |
Forge | 最も歴史が長い代表的なローダーです。 長い歴史があるため、対応しているMODの数が非常に多く、特に「工業MOD」や「魔術MOD」といった大規模なものが豊富です。 多くの機能を持つため、他のMod Loaderに比べて動作が重くなる傾向があります。 | ゲーム内容を大幅に変えるような大規模MODで遊びたい人。 使いたいMODがForgeにしか対応していない場合。 |
Fabric | 比較的新しく、軽量・高速なのが特徴です。 | PCのスペックに余裕がなく、少しでも軽い環境で遊びたい人。 |
遊びたいMODがある場合は対応したものを選びましょう。
MODサーバーを立てよう
ForgeとFabricで手順が異なります。
自分が立てたいサーバーのタブを選択してください。
- Forge
- Fabric
1.Forgeインストーラーをダウンロードする
- サーバー用のフォルダを作成
まず、サーバーの関連ファイルをまとめておくためのフォルダを作成します。
エクスプローラーを開き、任意のフォルダを作りましょう。
ユーザーフォルダの直下がおすすめです。 - Forgeインストーラーのダウンロード
Minecraft Forge公式サイトにアクセスし、立ち上げたいバージョンのファイルをダウンロードします。(ここでは1.21.8をダウンロードします。)
広告が出てくるので5秒待ち、右上のSKIPをクリックしてください。
forge-1.21.8-58.1.4-installer.jarのようなファイルがダウンロードされます。
ダウンロードしたファイルを先ほどのフォルダに移動させましょう。
2.サーバーファイルをダウンロードする
インストーラーの準備ができたら、次はサーバーファイルをダウンロードしましょう。
作成したサーバー用フォルダの中で、ダウンロードした .jar ファイルをダブルクリックして実行します。
Forgeのインストーラーが起動するので、
・Install server を選択
・ディレクトリを先ほど作成したフォルダに変更
します。
「OK」をクリックすることでインストールが開始されます。
以下のような表示になったらインストール完了です。
「OK」をクリックしてインストーラーを閉じましょう。
3.サーバーを起動する
ファイルが準備できたら、サーバーを起動してみましょう。ここが最初の山場です!
- サーバーの初回起動
作成したサーバー用フォルダの中で、run.batというファイルが生成されています。
これをダブルクリックで起動しましょう。
すると、黒い画面(コマンドプロンプト)が表示され、しばらくすると「続行するには何かキーを押してください . . .」と表示されます。何かキーを押してこの画面を閉じましょう。
エクスプローラーに戻ると、フォルダの中にいくつかの新しいファイルが生成されているはずです。 - EULA(利用規約)への同意
新しく作られたファイルの中にeula.txt
というファイルがあります。これは利用規約のファイルで、同意しないとサーバーは起動しません。eula.txt
をダブルクリックし、メモ帳などのテキストエディタで開きます。eula=false
と書かれている部分をeula=true
に書き換えます。
ファイルを上書き保存して閉じます。 - サーバーの本格起動
EULAに同意したら、もう一度run.batファイルをダブルクリックします。今度はサーバーの起動準備が始まり、GUIが表示されます。これでサーバーは無事に起動しました!
Windowsセキュリティが表示される場合がありますが、許可を選択してください。
1.Fabricインストーラーをダウンロードする
- サーバー用のフォルダを作成
まず、サーバーの関連ファイルをまとめておくためのフォルダを作成します。
エクスプローラーを開き、任意のフォルダを作りましょう。
ユーザーフォルダの直下がおすすめです。 - Fabricインストーラーのダウンロード
Minecraft Fabric公式サイトにアクセスし、インストーラーをダウンロードします。
fabric-installer-1.1.0.exeのようなファイルがダウンロードされます。
ダウンロードしたファイルを先ほどのフォルダに移動させましょう。
2.サーバーファイルをダウンロードする
インストーラーの準備ができたら、次はサーバーファイルをダウンロードしましょう。
作成したサーバー用フォルダの中で、ダウンロードした .exe
ファイルをダブルクリックして実行します。
Fabricのインストーラーが起動するので、「サーバー」を選択します。
「インストール」をクリックすることでインストールが開始されます。
以下のような表示になったら、「サーバーJARをダウンロード」をクリックします。
以下のような表示になったらインストール完了です。
「完了」をクリックしてインストーラーを閉じましょう。
3.サーバーを起動する
ファイルが準備できたら、サーバーを起動してみましょう。ここが最初の山場です!
- サーバーの初回起動
作成したサーバー用フォルダの中で、fabric-server-launch.jarというファイルが生成されています。
これをダブルクリックで起動しましょう。
すると、一瞬黒い画面(コマンドプロンプト)が表示され、すぐに消えてしまうかもしれませんが心配しないでください。これは正常な動作です。
フォルダの中に、いくつかの新しいファイルが生成されているはずです。 - EULA(利用規約)への同意
新しく作られたファイルの中にeula.txt
というファイルがあります。これは利用規約のファイルで、同意しないとサーバーは起動しません。eula.txt
をダブルクリックし、メモ帳などのテキストエディタで開きます。eula=false
と書かれている部分をeula=true
に書き換えます。
ファイルを上書き保存して閉じます。 - サーバーの本格起動
EULAに同意したら、もう一度fabric-server-launch.jarファイルをダブルクリックします。今度はサーバーの起動準備が始まり、GUIが表示されます。これでサーバーは無事に起動しました!
Windowsセキュリティが表示される場合がありますが、許可を選択してください。
サーバーに接続してみよう
サーバーが起動したら、まずは自分自身が接続できるか試してみましょう。
- サーバーを立ち上げたPCの設定を開きます。
- 左のネットワークとインターネットを選択します。
- イーサネット(有線接続)、Wi-Fi(無線接続)のいずれかを選択します。
現在インターネットに接続している方式のもののみ表示されます。
有線接続できる環境がある場合は、有線接続の方が安定するのでおすすめです。 - 少し下にある以下の項目の数値を控えます。
・IPv4 アドレス
・IPv4 デフォルト ゲートウェイ - IP割り当て の編集をクリックします。
- 自動(DHCP)を手動に変え、IPv4をオンにします。
先ほど控えた数値を入力して保存をします。
・IP アドレス→IPv4 アドレス
・サブネット マスク→255.255.255.0
・ゲートウェイ→IPv4 デフォルト ゲートウェイ
・優先 DNS→8.8.8.8
・HTTPS経由のDNS→オフ
・代替 DNS→(空白)
・HTTPS経由のDNS→オフ - マインクラフト(Java版)を起動します。
サーバーを立ち上げたPCと違うPCでプレイする場合は、ここからはプレイするPCでの操作になります。 - 「マルチプレイ」を選択します。
- 「サーバーを追加」をクリックします。
- サーバーアドレスに
サーバーを立ち上げたPCとプレイするPCが同じ場合はlocalhost
サーバーを立ち上げたPCとプレイするPCが違う場合は先ほど控えたIPv4アドレス
を入力し、「完了」をクリックします。 - サーバーリストに表示された自分のサーバーを選択し、「サーバーに接続」をクリックします。
- ゲームの世界に入ることができれば、サーバーの立ち上げは成功です!
友達をサーバーに招待する準備をする(ポート開放)
自分だけが遊ぶならこれまでの手順でOKですが、友達を招待するには「ポート開放」という作業が必要です。これは、外部からの接続を許可するために、家のドアに鍵を開けるようなイメージです。
- Webブラウザを開き、お使いのルーターの設定画面にアクセスします。
アドレスは通常192.168.1.1
や192.168.0.1
などです。(ルーターの取扱説明書をご確認ください)
ここではNuro光などで貸し出されているF660Aを例に紹介します。 - 設定画面にログインし、「ポート開放」「ポートフォワーディング」「静的IPマスカレード」などの項目を探します。
- 外部ポート番号、内部ポート番号ともに25565と入力します。これはMinecraftの標準ポート番号です。
内部ホストのIPアドレスには控えたIPv4アドレスを入力します。 - 設定を保存したら完了です。
次にパソコンのセキュリティ機能であるファイアウォールが通信をブロックしないように設定します。
- 画面左下のWindowsスタートボタンを押し、キーボードで「Windows Defender」と入力します。表示された「Windows Defender ファイアウォール」をクリックして起動してください。
- 左の「詳細設定」をクリックします。
- セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォールが開いたら、左側のメニューから「受信の規則」をクリックし、右側の「新しい規則」をクリックします。
- 「ポート」を選択して「次へ」。
- 「TCP」を選択し、「特定のローカルポート」に
25565
と入力して「次へ」。 - 「接続を許可する」を選択して「次へ」。
- 全てのプロファイル(ドメイン、プライベート、パブリック)にチェックが入っていることを確認して「次へ」。
- 名前に「Minecraft Server」など分かりやすい名前を付けて「完了」をクリックします。
友達をサーバーに招待する
友達があなたのサーバーに入るために必要な「グローバルIPアドレス」を調べます。
これは、インターネット上のあなたの住所のようなものです。
以下のサイトにアクセスすることで簡単に確認できます。表示された数字を友達に教えてあげましょう。
友達は、マインクラフトのマルチプレイでサーバーを追加する際に、このグローバルIPアドレスをサーバーアドレス欄に入力すれば、あなたのワールドに接続できるはずです!
MODを導入する
プレイヤーがきちんとサーバーに接続できることを確認したら、サーバーにMODファイルを入れていきましょう。
今回はFabric環境にFabricAPIを入れていきます。Forgeの場合も手順は全く同じです。
- MODファイルを用意する
modrinthやcurseforgeなどから入れたいMODのファイルをダウンロードしてください。 - MDOファイルを「mods」フォルダに移動する
ダウンロードしたjarファイルをmodsフォルダに移動します。
万が一modsフォルダがない場合は、modsフォルダを新規作成してください。 - サーバーを再起動する
マイクラサーバーを再起動します。
再起動することでMODを適用した環境でサーバーが立ち上がります。
まとめ
お疲れ様でした!これであなたも、友達といつでもMODで遊べるサーバーの管理者です。 最初は難しく感じるかもしれませんが、一度立ててしまえば、あとはMODを入れ替えるだけで色々な遊び方ができます。
ぜひ、あなただけの最高のMinecraftマルチプレイ環境を構築して、友達との冒険を楽しんでください!
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