【初心者でも簡単！】Windowsでマイクラサーバー（統合版）を立てて友達と遊ぼう！

「みんなでマイクラをやりたいけど、どのサーバーに入ればいいか分からない…」
「自分たちだけの世界で自由に遊びたい！」

そんな風に思ったことはありませんか？
公式で提供されている「Realms（レルムズ）」という有料サービスもありますが、実は自分のパソコン（Windows）を使って、無料でマルチプレイ用のサーバーを立てることができるんです。

サーバーを自分で立てると、Realmsよりも自由にワールドの設定をカスタマイズでき、参加人数の制限も自分のPCスペック次第。

この記事では、専門的な知識がない初心者の方でも分かるように、画像付きのイメージで手順を一つひとつ丁寧に解説していきます。

この記事を読みながら進めれば、あなただけのマイクラサーバーが完成し、友達を招待して一緒に遊べるようになりますよ！

準備するもの
サーバー用ファイルを用意する
サーバーを起動する
サーバーの設定をする
サーバーに接続する
友達をサーバーに招待する準備をする（ポート開放）
友達をサーバーに招待する
まとめ

準備するもの

パソコン
サーバーを動かすためのパソコンが必要です。ゲームをプレイしながら同じパソコンでサーバーを動かす場合、ある程度のスペックが求められます。
メモリ8GB以上、SSDを搭載していれば問題なく動作します。
インターネット接続環境
有線LAN接続が安定していておすすめです。
マインクラフト統合版（Bedrock Edition）
Windows版、スマホ版、Switch版など、友達が遊んでいるのと同じエディションです。

サーバー用ファイルを用意する

まずは、マイクラサーバーの本体となるプログラムを公式サイトからダウンロードして、基本的な設定を行いましょう。

サーバー用のフォルダを作成
まず、サーバーの関連ファイルをまとめておくためのフォルダを作成します。
エクスプローラーを開き、任意のフォルダを作りましょう。
ユーザーフォルダの直下がおすすめです。
公式サーバーソフトをダウンロード
以下の公式サイトにアクセスし、Windows用のサーバーソフトウェアをダウンロードします。
https://www.minecraft.net/ja-jp/download/server/bedrock
ページの中盤にある「Windows用 Minecraft 専用サーバーのソフトウェア」というセクションを探し、チェックボックスにチェックを入れて「ダウンロード」ボタンをクリックします。

ダウンロードしたファイルを先ほどのフォルダに移動させましょう。
zipファイルを解凍する
ダウンロードしたzipファイルを解凍しましょう。

先ほど移動させたファイルを選択し、右上にある「すべて展開」をクリックします。

そのまま「展開」を押してください。

サーバーを起動する

フォルダの中にある bedrock_server.exe というファイルをダブルクリックして、サーバーを一度起動してみましょう。

Windowsセキュリティが表示される場合がありますが、許可を選択してください。

黒い画面（コマンドプロンプト）が表示され、英語の文字がいくつか流れます。「Server started.」と表示されたら起動成功です。この時点ではまだ誰にも接続できません。

この初回起動を行うことで、設定に必要なファイルなどが自動で生成されます。

サーバーの設定をする

サーバーを自分好みの世界にするため、設定ファイルを編集します。

先ほどの黒い画面で stop と入力し、Enterキーを押してサーバーを一度停止させます。

フォルダの中に server.properties というファイルが生成されているので、これをメモ帳などのテキストエディタで開きます。

このファイルには、サーバーの名前やゲームモード、難易度などの設定が書かれています。初心者がよく変更する主な項目は以下の通りです。

設定項目	説明	設定例
server-name	サーバー選択画面に表示されるサーバー名	My Minecraft World
gamemode	ゲームモード	`survival` (サバイバル) `creative` (クリエイティブ) `adventure` (アドベンチャー)
difficulty	難易度	`easy` (イージー) `normal` (ノーマル) `hard` (ハード) `peaceful` (ピースフル)
max-players	同時に接続できる最大人数	10

これらの項目を書き換えたら、ファイルを上書き保存してください。

サーバーに接続する

まずは自分自身が接続できるか試してみましょう。

サーバーを立ち上げたPCの設定を開きます。
左のネットワークとインターネットを選択します。
イーサネット（有線接続）、Wi-Fi（無線接続）のいずれかを選択します。
現在インターネットに接続している方式のもののみ表示されます。
有線接続できる環境がある場合は、有線接続の方が安定するのでおすすめです。
少し下にある以下の項目の数値を控えます。
・IPv4 アドレス
・IPv4 デフォルトゲートウェイ
IP割り当ての編集をクリックします。
自動（DHCP）を手動に変え、IPv4をオンにします。
先ほど控えた数値を入力して保存をします。
・IP アドレス→IPv4 アドレス
・サブネットマスク→255.255.255.0
・ゲートウェイ→IPv4 デフォルトゲートウェイ
・優先 DNS→8.8.8.8
・HTTPS経由のDNS→オフ
・代替 DNS→（空白）
・HTTPS経由のDNS→オフ
マインクラフトを起動します。
ここではWindowsで接続しますが、NintendoSwitchやPS4などでも問題ありません。
また、サーバーを起動しているWindowsPCでも問題ありません。
「プレイ」を選択します。
「サーバー」を選択します。
「サーバーを追加」をクリックします。
サーバー名は好きな名前、
サーバーアドレスは
サーバーを立ち上げたPCとプレイするPCが同じ場合はlocalhost
サーバーを立ち上げたPCとプレイするPCが違う場合は先ほど控えたIPv4アドレス
を入力し、「追加してプレイ」をクリックします。
ゲームの世界に入ることができれば、サーバーの立ち上げは成功です！

友達をサーバーに招待する準備をする（ポート開放）

自分だけが遊ぶならこれまでの手順でOKですが、友達を招待するには「ポート開放」という作業が必要です。これは、外部からの接続を許可するために、家のドアに鍵を開けるようなイメージです。

Webブラウザを開き、お使いのルーターの設定画面にアクセスします。
アドレスは通常 192.168.1.1 や 192.168.0.1 などです。（ルーターの取扱説明書をご確認ください）
ここではNuro光などで貸し出されているF660Aを例に紹介します。
設定画面にログインし、「ポート開放」「ポートフォワーディング」「静的IPマスカレード」などの項目を探します。
外部ポート番号、内部ポート番号ともに19132と入力します。これはMinecraftの標準ポート番号です。
プロトコルはUDPにしてください。
内部ホストのIPアドレスには控えたIPv4アドレスを入力します。
設定を保存したら完了です。

次にパソコンのセキュリティ機能であるファイアウォールが通信をブロックしないように設定します。

画面左下のWindowsスタートボタンを押し、キーボードで「Windows Defender」と入力します。表示された「Windows Defender ファイアウォール」をクリックして起動してください。
左の「詳細設定」をクリックします。
セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォールが開いたら、左側のメニューから「受信の規則」をクリックし、右側の「新しい規則」をクリックします。
「ポート」を選択して「次へ」。
「UDP」を選択し、「特定のローカルポート」に 19132 と入力して「次へ」。
「接続を許可する」を選択して「次へ」。
全てのプロファイル（ドメイン、プライベート、パブリック）にチェックが入っていることを確認して「次へ」。
名前に「Minecraft Server」など分かりやすい名前を付けて「完了」をクリックします。