プログラミングの世界へようこそ!
今回は、WebアプリケーションからAndroidアプリ、大規模な業務システムまで、世界中で幅広く使われているプログラミング言語「Java」を、あなたのWindows PCに導入する手順を、誰にでも分かるようにイチから解説していきます。
この記事の手順通りに進めれば、誰でも簡単にJava開発を始める準備が整いますよ!
1.JDKインストーラーのダウンロード
まずは、Javaの開発元であるOracleの公式サイトから、開発に必要なパッケージ「JDK(Java Development Kit)」のインストーラーをダウンロードします。


サイトにアクセスしたら「Windows」タブをクリックします。
いくつかファイルが表示されますが、「x64 Installer」の右側にあるダウンロードリンクをクリックしてください。
これで、インストーラーファイル(.exeファイル)のダウンロードが始まります。

バージョンは基本的には最新版で良いですが、例えばMinecraftサーバー起動の場合など推奨されているバージョンが存在するものもあります。その際は推奨バージョンのものをダウンロードしてください。
Minecraftの場合は以下の通りです。
Minecraftバージョン | Javaバージョン |
1.7.10~1.16.5 | Java8またはJava11 |
1.17~1.17.1 | Java16 |
1.18~1.20.4 | Java17 |
1.20.5~ | Java21 |
2.Java (JDK) のインストール
ダウンロードしたインストーラーを実行して、PCにJavaをインストールします。基本的には、インストーラーの指示に従って進めるだけで完了します。
- インストーラーを起動
ダウンロードしたファイル(jdk-24_windows-x64_bin.exe
のような名前です)をダブルクリックして起動します。 - インストールを開始
インストーラーが起動したら、「次へ」をクリックします。
インストール先のフォルダを聞かれますが、特に理由がなければ変更せずに「次」をクリックして大丈夫です。インストールが自動的に始まります。 - インストール完了
「正常にインストールされました」という画面が表示されたら、無事にインストール完了です!
「閉じる」ボタンを押してウィンドウを閉じてください。
3.環境変数の設定(最重要ポイント!)
JavaをPCのどこからでも使えるようにするために、「環境変数」というPC全体の設定を行います。ここがJavaインストールの最重要ポイントです!
- 環境変数設定画面を開く
画面左下のWindowsスタートボタンを押し、キーボードで「環境変数」と入力します。表示された「環境変数を編集」をクリックして起動してください。 - JAVA_HOME を新規作成する
「ユーザー環境変数」「システム環境変数」どちらでも構わないので「新規」ボタンをクリックします。
「ユーザー環境変数」にした場合は、現在利用しているユーザーのみがJava環境をPCのどこからでも利用可能になります。
「システム環境変数」にした場合は、このPCを利用しているすべてのユーザーがJava環境をPCのどこからでも利用可能になります。
今回は「ユーザー環境変数」で作業していきます。どちらの場合も操作は同じです。
変数名にJAVA_HOME
変数値にC:\Program Files\Java\jdk-24
と入力し、OKで保存をしてください。
変数値は先ほどインストールしたJDKのフォルダパスです。バージョンによってjdk-24の部分は変わります。
分からなくなったら、エクスプローラーでにアクセスしてみてください。C:\Program Files\Java
- Path に追記する
「ユーザー環境変数」「システム環境変数」先ほどと同じ方で「Path」を選択し、「編集」ボタンをクリックします。
「環境変数名の編集」ウィンドウが開いたら、「新規」をクリックします。
入力欄が表示されるので、%JAVA_HOME%\bin
と入力してEnterキーを押します。
「OK」をクリックして、開いているすべての設定ウィンドウを閉じていきます。
このPath
の設定によって、PCは「java
」や「javac
」といった命令がどこにあるのかを理解できるようになります。
4.正常にインストールされたか確認しよう
最後に、Javaが正しくインストールされたかを「コマンドプロンプト」というツールを使って確認します。
- コマンドプロンプトを開く
画面左下のWindowsスタートボタンを押し、キーボードで「cmd」と入力します。表示された「コマンド プロンプト」をクリックして起動してください。 - バージョン情報を確認する
黒い画面が表示されたら、以下のコマンドを入力し、Enter
キーを押します。java -version
java version “24.0.2” … のように、バージョン番号が表示されれば成功です! - javacも確認する
次にJavaのコンパイル(プログラムをPCがわかる言葉に翻訳すること)が使えるかも確認します。以下のコマンドを入力してEnter
キーを押してください。
javac 24.0.2のように、こちらもバージョン情報が表示されればOKです。
まとめ
お疲れ様でした!
これで、あなたのPCでJavaプログラミングを始める準備がすべて整いました。
これから、実際にコードを書いてコンパイル&実行したり、Eclipse(エクリプス)やIntelliJ IDEA(インテリジェイ アイデア)といった便利な開発ツールを使ったりして、色々なものづくりに挑戦していきましょう!
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