マイクラサーバーを24時間稼働させる方法は?VPSと自宅サーバーのメリット・デメリット

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「友達といつでも好きな時にマイクラの世界で冒険したい!」
そう思ったとき、必要になるのが24時間いつでも入れるマルチプレイサーバーです。

サーバーを24時間稼働させるには、主に「VPS(仮想専用サーバー)」をレンタルする方法と、「自宅サーバー」を構築する方法の2つがあります。

この記事では、マイクラサーバーを24時間稼働させるための2つの方法、VPSと自宅サーバーについて、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。
あなたのプレイスタイルや知識レベルに合った最適な方法を見つけましょう!

サーバーの選択肢:VPS vs 自宅サーバー

まずは、それぞれの方法がどのようなものか、概要を見ていきましょう。

VPS (Virtual Private Server)

専門の業者が提供するサーバーの一部をレンタルするサービスです。

物理的なサーバーは業者が管理しており、利用者はインターネット経由でそのサーバーを自由に利用できます。ゲーム用途に特化したプランも多く存在します。

自宅サーバー

自宅にあるパソコンや、サーバー専用に用意したマシン(小型PCのRaspberry Piなど)を使って、自分でサーバーを構築・運用する方法です。

VPSを利用するメリット・デメリット

手軽に安定したサーバーを立てたいなら、VPSがおすすめです。多くのサービスでは、マイクラ用のテンプレートが用意されており、専門知識がなくても簡単にサーバーを始められます。

メリット

  • 簡単なセットアップ
    多くのVPSサービスでは、申し込みと同時にマイクラサーバーが自動で構築される機能があり、初心者でも数クリックで始められます。
  • 24時間安定稼働
    サーバーのプロが管理するデータセンターで運用されているため、停電やネットワーク障害の心配が少なく、非常に安定しています。もちろん、自宅のPCをつけっぱなしにする必要はありません。
  • 電気代の心配なし
    サーバーの電気代は月額料金に含まれているため、別途気にする必要がありません。
  • セキュリティも安心
    一般的に、不要な機能は制限されており、基本的なセキュリティ対策が施されているため、自宅サーバーに比べて安全性が高いです。

デメリット

  • 月額費用がかかる
    プランによりますが、毎月数百円から数千円の費用が発生します。
    大人数で遊んだり、MODをたくさん入れたりする場合は、より高性能なプランが必要になり、料金も上がります。
  • カスタマイズの制限
    OSや基本的な設定は自由に変更できますが、物理的なハードウェアの交換などはできません。

VPSでマイクラサーバーを立てるのに必要なもの

VPSを利用する場合、サーバー本体の管理を業者に任せられるため、自分で用意するものは比較的少なくて済みます。

VPSサービスとの契約

もちろん、VPSサーバーの契約が必要です。

月500円から利用できるものから月2000円かかるものまで様々です。
自分の用途に合ったスペックのVPSを契約しましょう。

おすすめのVPSは以下の記事で紹介しています。

クレジットカードなどの決済手段

VPSサービスの支払いに必要です。
コンビニ払いが可能なサービスもあるのでクレジットカードを持っていない方でも利用可能な場合もあります。

インターネットに接続されたパソコン

サーバーの設定や管理を行うために使います。

マイクラをプレイするPCと同じでも別でも構いません。

基本的なPC操作の知識

サービスのWebサイトで申し込みをしたり、簡単な管理画面を操作したりする程度のスキルがあれば十分です。

Amazonで買い物をしたり、Googleアカウントを作成したり、と基本的な操作ができれば問題ありません。

自宅サーバーを構築するメリット・デメリット

サーバーやネットワークの知識を深めたい、とにかく自由にカスタマイズしたいという方には、自宅サーバーが魅力的です。

メリット

  • 自由なカスタマイズ
    サーバーの設定、MODの導入、プラグインの利用など、すべてを自分の思い通りにカスタマイズできます。
  • 月額費用が不要
    一度機材を揃えてしまえば、VPSのような月々のレンタル料はかかりません。
  • 知識が身につく
    サーバー構築やネットワーク、セキュリティに関する知識が自然と身につきます。トラブルシューティングも自分で行うため、問題解決能力も向上します。

デメリット

  • 専門知識が必要
    サーバーの構築には、OSのインストール、ネットワーク設定(特にポート開放)、セキュリティ対策など、ある程度の専門知識が求められます。
  • 初期費用と電気代
    サーバー用のPCを持っていない場合は購入費用がかかります。また、24時間稼働させるための電気代も考慮しなければなりません。
    一般的なデスクトップPCの場合、月々1,000円〜3,000円程度の電気代がかかる可能性があります。
  • 維持管理の手間
    ソフトウェアのアップデート、セキュリティの監視、ハードウェアの故障対応など、すべての管理を自分で行う必要があります。
  • セキュリティリスク
    セキュリティ設定を誤ると、外部から攻撃される危険性があります。自己責任での対策が必須です。
  • 家庭のネット環境に依存
    自宅のインターネット回線の速度や安定性にサーバーのパフォーマンスが左右されます。

自宅サーバーでマイクラサーバーを立てるのに必要なもの

自宅サーバーは自由度が高い分、VPSよりも多くのものを自分で準備する必要があります。

サーバー用のパソコン

普段使っているPCでもサーバーを立ち上げることは可能です。手軽に始められますが、サーバー稼働中はPCの負荷が高くなり、他の作業に影響が出る可能性があります。

可能な限り、使わなくなった古いPCや、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)のような小型で省電力なコンピューターをサーバー専用PCとして利用しましょう。24時間稼働させるため、消費電力の低いものがおすすめです。

OSは専門知識があればLinuxが推奨されますが、普段使いのWindowsでも構築可能です。

安定したインターネット回線

特に、アップロード(上り)速度が重要になります。光回線が推奨されます。

ネットワーク機器

ポート開放設定ができるブロードバンドルーターが必要です。

光回線を契約した際に貸し出されているルーターの場合は問題なくポート開放できるものが多いです。

専門知識

IPアドレスの固定や、ポート開放といった設定を行うため、ある程度の専門知識が必要です。

また、サーバーを外部の脅威から守るための知識が不可欠です。

以下の記事で自宅サーバー(Windows)でのサーバー構築方法を解説しています。

まとめ

VPSと自宅サーバー、それぞれに一長一短があります。以下のポイントを参考に、自分に合った方法を選んでみましょう。

VPSがおすすめな人
  • サーバーの専門知識に自信がない初心者の方
  • 手軽に、早くマルチプレイを始めたい方
  • 安定した接続環境で快適に遊びたい方
  • 電気代や管理の手間を気にせず遊びに集中したい方
自宅サーバーがおすすめな人
  • サーバーやネットワークの知識がある、または勉強したい方
  • コストを抑えつつ、とことん自由にサーバーをカスタマイズしたい方
  • トラブルも楽しみながら解決できるチャレンジ精神旺盛な方

マイクラのマルチサーバーは、仲間との楽しみを何倍にも広げてくれます。それぞれのメリット・デメリット、必要なものをよく理解して、あなたにぴったりのサーバー環境を構築し、最高のマイクラライフを送ってください!

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